04 マイホームを持ちたい方必見!!ニッポンの一戸建て事情
一戸建ての国内事情をご案内します
住宅に関する悩みで多いのは、
・賃貸と持ち家のどっちがおトクか
・戸建てとマンションのどちらが良いか
の2つです。
どちらも一つのトピックでは足りないくらいの大きなテーマです。
それぞれ今後じっくりとりあげることとしまして・・・
ここではまず、一戸建ての国内事情について紹介していきます。
資料の元になるのは、
総務省統計局が発行した「住宅・土地統計調査」。
最新の情報である平成25年の調査よりご紹介します。
http://www.stat.go.jp/data/jyutaku/
国内の戸建ての持ち家率は全住宅総数の約5割
平成25年の調査によると、
日本国内の住宅総数は、約5210万戸。
そのうち持ち家となっている戸数は、約3217万戸でした。
これは全住宅総数の61.7%にあたります。
また借家となっている戸数は35.5%でした。
持ち家となっている戸数の内訳を見ると、
一戸建ては81.7%
マンション等の共同住宅は17.0%となっています。
2つのデータを合わせますと、
日本国内で戸建てを持ち家としている世帯は、約2,630万戸。
全住宅総数の5割弱にあたります。
都心部など高層マンションが建ち並ぶ様子はテレビなどでもよく見かけられますが、
全国的に見ると持ち家でマンションを持っている比率はそれほど高くないことがわかります。
戸建ての持ち家率の高い都道府県は?
都道府県別に見ますと、
持ち家率が高い都道府県は、富山県で79.4%。
ほかに75%を超えている県は、秋田県(78.1%)、福井県(76.5%)、山形県(76.7%)、新潟県(75.5%)と
日本海側に集中しています。
一方、借家となっている家の割合が多い都道府県は、沖縄県で49.8%。
ほかに40%を超えている県は、東京都(47.9%)、福岡県(44.5%)、大阪府(42.6%)、宮城県(40.4%)、北海道(40.3%)と
比較的他県からの移住者が多いと言われている都道府県が並びました。
日本海側の県の住宅は規模も大きい
1住宅あたりの延べ面積の都道府県別比較も一覧になっていました。
富山県が最も広く、152.18㎡。
福井県・山形県が続いて、この3県が140㎡を超えました。
続くのが秋田県・新潟県と、このデータも日本海側の県で占められています。
また1住宅あたりの居住室数、1住宅あたりの居住室の広さも同様の順位となっており、
日本海側の県は戸建てを所有しているだけでなく、
規模の大きい住宅を持っている人が多いことがわかります。
幸福度ランキングも高い日本海側の県
調べて見て筆者が考えたことがありました。
幸福度ランキングも上位に位置しているのでは・・・
そこで、昨年7月に東洋経済新報社より刊行されました
『全47都道府県幸福度ランキング2016年版』(寺島実郎:監修、日本総合研究所:編)
で確認してみますと、
総合ランキングで、福井県が1位、富山県が3位、石川県が5位となっていました。
しかも現状における経済や社会の安定度を示す「現行指標」に絞ってランキングにすると、
福井県が1位、富山県が2位、石川県が3位と北陸勢が上位を独占しています。
ちなみに上記で紹介できなかった石川県は持ち家率は70.8%で全体の17番目。
1住宅あたりの延べ面積は130.21㎡で全体の7番目でした。
家を所有している、広い住宅は幸福度ランキングと関連する部分があるかと思われます。
ただ、同じく戸建て所有率や広さで上位にある山形県、秋田県などは
それほど幸福度が高くありません。
その分析については、後日改めてこちらに記載します。
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