03「リフォーム検討時のおすすめ情報源」 まとめ 5選
リフォーム経験者に聞きました「何の情報を参考にしましたか?」
戸建てでもマンションでも持ち家のある人にとって避けて通れないのが、
住宅設備の買い換えやリフォーム。
皆さんは何の情報を基にして購入を決めていますか。
一般社団法人 住宅リフォーム推進協議会で発行された
「平成28年3月住宅リフォーム年報」
に掲載された、
『リフォーム実施世帯における施工者に関する情報収集方法』
のアンケートでたいへん興味深い結果が掲載されていましたので、
項目別にご紹介し、分析します。
【多く選ばれた方法から順に】
・以前からつきあいのあった業者 33.3%
・知人からの紹介 29.6%
・業者の直接セールス 10.0%
・インターネット 10.0%
・折り込み広告 9.0%
以前からつきあいのあった業者
リフォームには工事を伴います。
その期間も内容によっては、数日間や数週間と長期になることも。
その間ずっと業者は家に訪問し顔を合せますので、
頼む側としては安心して任せられる人にお願いしたいですし、
できることなら気心の知れた方が良いと考えることでしょう。
以前から付き合いのあった施工業者さんにお願いする方が多いのは、
リフォーム業界はお客様と施工業者さんの人間関係がとても重要だ
ということを示しています。
もちろん、どの施工業者さんも「はじめまして」から関係は始まりますので、
できるだけ早く相性の良い施工業者さんと巡り会うことができて、
気軽に相談して対応してもらえるような、
長期に渡って良好な関係を築き続けられると良いですね。
知人からの紹介
インターネットや様々なメディアがある中でも、
このリフォームの世界ではいまだに情報源としては、
「友人や知人、親戚の口コミ」は大きな役割を果たしています。
実際に、とある現場でリフォーム工事をすれば、
その施主さんが「紹介したいんだけど」と紹介してくださったり、
工事中にご近所さんが
「施主さんから紹介されて」と声をかけてくださることが良くあります。
施工業者さんも地元に密着していることが多いので、
口コミを非常に大切にしていますし、
紹介する方もそれなりに責任感を持ちますので、
信頼度は高いと言えるでしょう。
業者の直接セールス、インターネット、折り込み広告
上位の「以前からのつきあいのあった業者」、「知人からの紹介」
がそれぞれ約3割を占めていたのに対して、
「業者の直接セールス」、「インターネット」、「折り込み広告」は
それぞれ10%ぐらいとなっています。
これだけインターネットショッピングが多くの人に使われている世の中で、
リフォーム業界は他のサービス業などと比べると
インターネットの世界ではまだ大きな影響力はもっていないようです。
総務省発行の平成29年版 情報通信白書によると、
2016年のインターネット者数は1億84万人、人口普及率は83.5%となりました。
日本人のほとんどがインターネットで情報収集をする中で、
リフォーム会社もその大小を問わず自社のホームページを持つ時代となっていますが、
まだ充分に活かしきれていないのが現状と言えるようです。
まとめ
お客様の住まいに立ち入らせてもらい作業をする、
というリフォーム工事の特性上、単純に価格だけでは判断できない、
信用・信頼をお客様は求めていることが浮き彫りにされました。
一方でインターネットを活用した販売方法がまだ確立しておらず、
それはお客様にとってインターネットを通して得られる情報が
充分に行き渡ってないということでもあります。
インターネットの口コミにより得られる信頼感や、
全国どこででも価格比較ができるようになることで、
リフォーム業界はお客様にとってより良いサービスの提供ができるのではと思いました。
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