02 気持ちの良いお風呂が危険に?冬に怖いヒートショックを知ろう

いよいよ本格的な冬がやってきました。

気温が下がってくると特に注意しなければならないのが、

入浴中のヒートショックです。

ニュースなどでもよく取り上げられるようになったように、

入浴中に突然襲われ、生命に関わる危険な症状です。

ここではその原因と対策についてご紹介します。


目次
・ヒートショックが起きるとどうなるの?
・浴室暖房乾燥機がオススメの理由
・交通事故死よりも多いのは本当?


ヒートショックが起きるとどうなるの?

ヒートショックは、

急激な温度差で身体が受ける影響のことを指します。

血圧や脈拍が急激に変動することにより気を失ったり、

心筋梗塞や脳梗塞になることもあります。


この症状はお風呂、特に熱いお湯の入った浴槽につかった時に起きやすいため、

多くの専門家が、入浴時を注意するように言っています。


冷えた身体で熱いお湯につかると、

血管が突然拡張されることで、血圧が急下降してヒートショックが発生します。


お湯につかって間もなく頭がボーっとしたことはありませんか?

それはまさに血管が拡張されたことで、

脳への血流量が減って意識障害が起きている、

ヒートショックに見られる現象の一つです。


意識障害の程度が大きいと、浴槽で溺れたり、

浴槽から出た時に転倒するなどの危険があるので注意してください。


また入浴後、寒い脱衣所に入った時に、

今度は血管が縮み血圧が上がることで、

心筋梗塞の危険が高まります。


お風呂と、脱衣所などの部屋との気温の差が大きい冬場に

ヒートショックが起きやすいのはそのためです。


浴室暖房乾燥機がオススメの理由

ヒートショックを予防するためには、

身体の負担を減らすことが大切です。

そのためには各部屋、特に浴室と脱衣所の温度差

を減らすようにしましょう。


例えば、

入浴前にシャワーを浴室全体にかけたり、

浴槽にお湯を貯める時にシャワーの高い位置から給湯する。

脱衣所を暖房器具などで暖める。

浴槽に張るお湯をぬるめ(40℃くらいまで)にする

などが効果的です。


そしてオススメしたいのが浴室暖房乾燥機。

お湯張りと同時に暖房を稼働させれば、

浴室全体を暖めるだけでなく、

浴室の扉を開けておくことで脱衣所まで暖めることができます。


浴室暖房乾燥機は電気式とガス式がありますが、

どちらかを選ぶならばガス式を勧めます。

ガス温水式はパワフルな温風で浴室をすばやく暖めてくれるのでおすすめ。

8℃だった浴室を25℃に到達するのに約6分。そのコストはたったの約6円

というデータも示されています。                 

パーパスの浴室暖房機 「温守」の商品案内より

交通事故死よりも多いのは本当?

ところで、ヒートショックがテレビ・インターネット等で取り上げられる時に、

良く取り上げられるのが「交通事故死者数の〇倍!」という数値。

身近な現象であることを強調するために使われるフレーズですが

本当なのでしょうか。

その根拠となる数値はこの資料が元になっています。


① 冬季に多発する高齢者の入浴中の事故に御注意ください! 

★ 消費者庁 ニュースリリース

文中にある「入浴関連事故の実態把握及び予防対策に関する研究 平成 25 年度 総括・分担研究報告書」という論文で、入浴中の事故死の数は年間約19,000人とされています。


②  【図解・社会】交通事故死者数の推移

★ 時事ドットコムニュース

年々減少が続く交通事故死者数ですが、2016年の1年間で亡くなられた数は4,000人を下回りました。

単純に計算すれば交通事故死者数の約5倍が入浴中の事故死となりますが、

死因の中には疾病によるもの等も含まれているので、

全ての原因がヒートショックであるとは言えないようです。


しかし年間19,000人ということは、

1日で50人強が入浴中の事故にあっている計算ですので、

注意は必要ですね。

特に冬場は温かくして部屋の温度差を小さくして快適に入浴するようにしましょう。


まとめ
寒さが本格的になるこの時期は体調を崩しやすいだけでなく、

ヒートショックの様な室内での危険性もあります。


浴室と脱衣所の温度差を減らすためにも、

室内暖房乾燥機は非常に役に立ちます。


家族で安心して気持ちの良いお風呂に入るために、

お風呂だけでなく浴室全体を温めましょう。


浴室暖房乾燥機の工事込み見積りをしたい方は
こちらのサイトよりお問い合わせください。

住宅設備機器の工事込み比較見積りサイト「住設プロ」

住設プロ Webマガジン

「いまの住まいをより快適に」 一戸建て・マンションなどマイホームをお持ちの方に、 お役に立つブログを発信します。 これまでも、これからも。

0コメント

  • 1000 / 1000