05 メーカー別 寒い日にガス給湯器の調子が悪くなったら
寒い日にお湯が出なくなった時にどうする
日本全体が大きな寒気に覆われて、寒い日が続いています。
日本海側では大雪に見舞われて、
交通機関に大きな影響が出ている地域もありますので、
不要不急の外出は避けて、お大事になさってください。
さてここ数日で「ガス給湯器が故障したのではないか」
という問いあわせを多くいただいています。
今シーズンで最低の温度を記録したことで、
外に設置している給湯器が影響を受けていることが考えられますが、
状況によっては、メーカーに問いあわせをしなくても、
すぐの対処で復旧することもあります。
各メーカーの説明を参照しながら、ポイントを整理していきたいと思います。
〔1〕リンナイ
リンナイ株式会社の公式サイトでは、
「給湯器の凍結について」と
「給湯器が凍結した場合の対処方法」
の2つの専用ページを作成して、案内しています。
「給湯器の凍結について」では破損防止の予防法として、
3つの対策を紹介しています。
「RUF-E2400AW」という機種を例にして、
1.凍結予防ヒータと自動ポンプ運転を稼働させて機械を温める
2.給湯栓から水を流して、機器本体、給水・給湯配管、バルブ等の凍結予防をする
3.機器内の全ての水を抜く
3つの方法が紹介されています。
だいたいは1の方法だけで対処できるようですが、
外気温がマイナス15℃以下になる日や、
風の強い日などで凍結予防ができなくなるケースがありますので、
その場合に2や3の方法を行って下さい。
またリンナイでは給湯器が凍結した時に、
給湯配管にお湯をかけて解凍することをすすめていません。
配管やバルブの破損の原因となり得るからとのことで注意喚起をしています。
給湯器のリモコンをOFFにして、
気温の上昇で自然に解凍するまで待つことをおすすめしています。
〔2〕ノーリツ
株式会社ノーリツの公式サイトでは、
・冬季によくある質問
・凍結による給湯機器破損予防のお願い
・凍結してしまったら(対処法)
・積雪による給湯機器の破損、故障に関するご注意
の4ページに分けて説明がされています。
凍結してしまっても、
給湯機器本体の給水元栓を解凍することでお湯が出ることがありますので、
その方法を紹介しています。
〔3〕パーパス
パーパス株式会社では、「冬季に多いお問い合わせ」
という専用のページを作成して、
17の質問に対して1問1答の形式で回答をしています。
端的に説明がされている一方で、
より詳しい説明が必要な場合は、説明書を確認する必要があります。
まとめ 凍結する前の予防が大切
ここ10年くらいで設置された給湯器は、
ほとんど凍結予防ヒーターがついていて、
マイナス20℃程度までは自動的に機器内を保温します。
冬季以外の季節で凍結予防ヒーターのコンセントを抜いて、
そのままにしてしまったことで給湯器が凍結してしまうケースもありますので、
寒くなる前に必ず確認するようにしましょう。
配管・バルブ類の凍結予防はできませんのでご注意ください。
凍結した場合は、自然解凍が望ましいですが、
どうしても急ぐ時は、
熱湯をかけて破損させることに注意しながらお湯をかけて解凍するようにしましょう。
冷え込みが厳しいことが予想される時は、給湯栓から水を流したままにします。
そうすることで、機器本体だけでなく、給水、給湯配管・バルブ類の凍結予防もできます。
正しい使い方を知ることで、
温かく冬場を乗り越えていきましょう!!
0コメント